目次
販売所方式と取引所方式の違い
項目 | 販売所方式 | 取引所方式 |
---|---|---|
取引形態 | 業者が売買価格を提示し、その価格で取引する | 利用者が売買注文を出し、マッチングして取引する |
価格の決まり方 | 業者が提示する価格(スプレッドが存在) | 利用者の注文価格で決定 |
取引相手 | 業者(例:楽天ウォレット) | 他の利用者 |
手数料の形態 | 価格に手数料が含まれるため、別途手数料なし | 外付けの手数料が発生するのが一般的 |
取引のしやすさ | すぐに取引可能 | 売買注文のマッチングが必要 |
メリット | 価格が明確で取引が簡単 | 希望価格で取引できる可能性がある |
デメリット | スプレッドが広くなることがある | 注文が成立しない可能性がある |
類似する市場 | FX取引 | 株式市場 |
✅ すぐに取引したい場合は「販売所方式」
✅ 取引コストを抑えたい場合は「取引所方式」
楽天ウォレットとは?
楽天ウォレットは、楽天会員向けの仮想通貨取引所で、楽天ポイントを使って仮想通貨を購入できるのが特徴。楽天キャッシュにチャージして買い物にも利用可能。
楽天ウォレットの主な特徴
- 楽天ポイントを仮想通貨に交換可能
- 1ポイント=1円相当
- 最低100ポイントから交換可能
- 交換できるのは「通常ポイント」のみ(期間限定ポイントは不可)
- 楽天キャッシュへチャージ可能
- 仮想通貨を楽天キャッシュに変換し、楽天ペイで決済可能
- 1%のポイント還元を受けられる
- 手数料は無料(ただしスプレッドが発生)
- 楽天銀行との連携でリアルタイム入出金
- 楽天銀行口座なら24時間365日リアルタイムで入出金可能
- 楽天銀行以外でも入金可能だが、反映に時間がかかる場合あり
- 現物取引とレバレッジ取引が可能
- 現物取引:楽天ウォレットアプリで利用可能
- レバレッジ取引:楽天ウォレットプロアプリで利用可能(最大2倍のレバレッジ)
楽天ウォレットの口座開設方法
- 楽天会員であることが必須
- 楽天会員でない場合は無料登録が必要
- 必要な情報を入力
- 氏名、生年月日、住所、取引目的、金融資産情報など
- 本人確認の方法
- 楽天銀行口座がある場合:口座振替登録のみでOK(書類提出不要)
- 楽天銀行口座がない場合:スマホで本人確認書類(運転免許証など)と顔写真を撮影
- 最短即日で口座開設完了
楽天ウォレットの利用方法
- 専用アプリのダウンロード
- 楽天ウォレットアプリ:現物取引用
- 楽天ウォレットプロアプリ:レバレッジ取引用
- 日本円の入金方法
- 楽天銀行口座なら即時入金
- 他行口座の場合は銀行振込(反映まで時間がかかる場合あり)
- 仮想通貨の入庫・出庫
- 他の取引所から楽天ウォレットへ送金可能(入庫用アドレスが必要)
- 手数料無料
- 仮想通貨の購入・売却
- アプリで仮想通貨を選択し、日本円または楽天ポイントで購入可能
- 売却も同様の手順で行う
取り扱い仮想通貨
- 現物取引:ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ(3種類)
- レバレッジ取引:ライトコイン、カルダノ、ポルカドット、ステラルーメン、テゾス、リップルを加えた9種類
楽天ウォレットのメリット・デメリット
✅ メリット
- 楽天ポイントを仮想通貨に交換できる
- 楽天キャッシュにチャージして楽天ペイで使える
- 楽天銀行口座があればリアルタイム入出金可能
- 2要素認証でセキュリティ対策がしっかりしている
- 口座開設が簡単で最短即日完了
❌ デメリット
- 交換できるポイントは通常ポイントのみ
- スプレッド(買値と売値の差額)が発生する
- レバレッジ取引は最大2倍までで、他の取引所と比較すると低め
まとめ
楽天ウォレットは、楽天ポイントを仮想通貨取引に利用できるのが大きな特徴。楽天経済圏を活用する人にとっては、楽天キャッシュと連携できる点も魅力的。初心者でも簡単に始められるが、スプレッドやレバレッジ制限などのデメリットもあるため、利用前に確認が必要。