【JPX_金標準先物取引】20251215_東京タイム終了後

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パフォーマンス(2025/11~2026/01)、総括<当日15:45>

環境認識(値位置、回転)

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ドル建て金

値位置:足は、史上最高値に近づき、RSIは70%超、時間足は週末NYタイムの利食いと思われる特大陰線を否定しきるまでには至らず、判断が難しい状況。弱くはない。
回転:日足及び時間足共に、買い回転であるが、前回高値を抜けるか否かに着目すべき。
<トレンド>
週末NYタイムの特大陰線が利食い警戒を感じさせて、重くなる気配はあり。ただし、特段の弱気には見えず。

<東京タイム寄付き前、15分足>
史上最高値を前にして、日足は上髭が連続し、週末のNYタイムの利食い陰線が上値を重くしている印象。しかし、各線は弱くなく、次の材料待ちの停滞と考える。

15分足は雲の下にあるも、レンジ下限である。
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ドル円

値位置:日足は、遅行線が実体とクロスすると思われ、上での推移は難しいと考えられることから強い動きは期待できず。時間足は一旦は155円でのサポートがあるように思われるが、雲の下で三役暗転しており、さらに154.50円は警戒すべきか。
回転:日足は、買い回転の中の押し目、時間足は明らかな売り回転。
<ドル建てへのインパクト>
少なくとも上昇エネルギーを与えることはないが、下落インパクトは0.5円程度で70円前後か

<東京タイム寄付き前、15分足>
相変らずレンジは155~156円で、現在は下限からの反発。しかし、時間足は三役暗転しており、下へレンジが拡大する可能性は十分にあり。MA平均足は日足では上昇、時間足は下降トレンドとなっている。
➡大幅下落はないものの、停滞期間は長引くと考えられる。

15分足は、一応は上昇雲の上に移動中だが、勢いは感じない。
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円建て(ドル建て金×ドル円)

値位置:ドル建てと同じくだが、若干はドル円の影響を受けて、週末NYタイムの利食い陰線から距離があり。
回転:ドル建てと同じく

<東京タイム寄付き前>
ドル建てと同じく、週末NYタイムの利食い陰線の影響は大きく、そのレンジ上限で反落。一旦はその下限&雲に支えられている状態。
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NEWS

週明け15日の東京市場では、ドル円は朝方の円安基調から一転して急速に円高方向へ振れた。先週末の海外市場で156円台を試した流れを引き継ぎ、東京早朝には155円後半から156円手前まで上昇したが、156円を明確に上抜けできなかったことで短期筋のポジション調整が一気に表面化した。加えて、今週の日銀金融政策決定会合を前に、利上げ期待が急速に高まり、短期金利市場では利上げ確率が一時96%まで上昇。これが円買いを強める大きな要因となった

さらに、NZ中銀総裁による追加利下げ示唆を受けたNZドル安がクロス円全般に波及し、円高圧力を増幅させた点も特徴的だ。ドル円は反発らしい反発を見せないまま155円前半から一時155円ちょうど近辺まで下落し、円主導の相場展開が鮮明となった。ユーロ円やポンド円も1円前後の急落となり、クロス円全体で調整色が強まっている。

一方、金市場ではドル安基調と労働市場の下振れリスクが意識され、押し目買い意欲が根強い。為替市場では日銀会合を控えた円高圧力が意識されやすい一方、金は地政学リスクや金融政策の不確実性を背景に、下値を固めながら高値圏での推移が続きやすい局面といえる。

<東京タイム寄付き前>
ドル円(USD/JPY)

円高材料としては、今週18〜19日に開催される日銀金融政策決定会合への警戒感が大きい。市場では追加利上げ観測が急速に強まっており、短期金利市場では高い確率で利上げが織り込まれている。15日に公表された日銀短観では、大企業製造業の景況感が4年ぶりの高水準となり、金融正常化を後押しする内容と受け止められた。これにより、円は対ドルだけでなくクロス円でも買われやすい地合いとなった。

一方、ドル側では米雇用統計や消費者物価指数(CPI)を控え、積極的なドル買いが手控えられている。労働市場の減速を示唆する指標が続いていることから、市場ではFRBの来年の利下げ時期を巡る思惑が強く、ドル指数は弱含みで推移している。

ただし、155円を割り込む水準では押し目買いも確認されている。日米金利差は依然として大きく、円キャリー取引が一気に解消されるとの見方は限られている。市場では、円高材料と円安材料が拮抗し、イベント通過までは方向感が出にくいとの見方が多い。

金(ゴールド)

金相場は、ドル安と金融緩和期待を背景に高値圏での推移が続いている。米国では雇用統計やCPIの発表を控え、労働市場の下振れリスクが意識されており、FRBの来年の利下げ観測が金の支援材料となっている。

また、ウクライナ情勢を巡る不透明感や、中国経済を巡る信用不安など、地政学・信用リスクが意識される局面では、安全資産としての金需要が底堅く推移している。中央銀行による金の継続的な買いも、中長期的な支援要因として市場で意識されている。

一方で、金相場は史上最高水準圏に位置しており、高値警戒感も根強い。短期的には利食い売りが出やすく、株式市場の調整局面ではポジション解消の動きから金が売られる場面も見られている。

さらに、米雇用統計が市場予想を上回るなど、FRBの利下げ観測が後退する展開となれば、ドル反発を通じて金には下押し圧力がかかる可能性がある。市場では、上昇基調を維持しつつも、指標結果次第で値動きが荒くなりやすい局面との見方が広がっている。

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未済
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