目次
パフォーマンス(2025/11月~2026/01月)

AI予測
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 前回の予測の 評価 | 前回は「21,300〜21,450円(中心21,380円)」を想定し、実際は21,393円。方向(小反落・弱含み横ばい)と値幅の想定はほぼ一致。日足の調整入り・ドル建て金の軟調を織り込んだ下目線の判断は概ね正確だった。 |
| トレンド | 日足は高値から三日連続で陰線気味の推移となり、上昇トレンドのピークから調整局面に入っている。60分足20MAは上昇から横ばいへ移行し、価格は20MA近辺を上下しながら推移。短期では「方向感の乏しい持ち合い」構造。ニュースでもドル円・ドル建て金とも材料不足で綱引き状態とされ、日中の値動きも連動して鈍い展開。 |
| 想定レンジ | 21,250〜21,420円 を中心レンジとして想定。上値は21,400〜21,420円が重く、ニュースでも上伸材料に乏しい。下値は21,250円前後に1つ目のサポートがあり、米金利系指標で金がやや重くなると21,200円台前半までの押し込みはあり得る。全体として「狭いレンジの調整」がメインシナリオ。 |
| 下値の警戒 | 正式ロスカットは 21,016円 と実勢から遠く、通常の値動きでは到達可能性は低い。 実務的な警戒ラインは ①21,250円割れで弱さ継続 ②21,200円割れで日足調整継続が濃厚 ③21,150円付近で下押し加速の懸念が出る。 ADPやISM非製造業の結果が悪く金売りが加速すると、21,150〜21,200円への深押しに注意。 |
| コメント | 日足は上昇トレンドの調整局面に入り、60分足も方向感が弱くなっているため、高値追いより「下値の確認」が優先される一日。円高が進みにくい一方でドル建て金の戻りも鈍いため、円建て金はドル円×金の両方で方向感が出にくい。明日は「小陰線〜小陽線」の確率が最も高く、動意薄の可能性が大きい。 |
| 明日の15:45 想定終値 | 21,280〜21,380円(中心:21,330円) |
環境確認<原則、時間足中心>
STEP
USD/JPY

値位置(一目均衡表):日足は転換・基準線の仲値を小幅で往復、時間足は雲の上にあるも、各線の下に実線があり、強い時間帯ではない。雲の流れも微妙である。
売買回転(MA平均足):日足は押し目形成、時間足は買い回転の中の押しと思われるも、停滞期間は長そうである。
<東京タイム寄付前>、15分足中心
上位足は155円~156円のレンジは変わらず。一旦は155円割れを回避し、戻しているが、目先は弱含みは継続すると思われる。
STEP
ドル建て

値位置(一目均衡表):10/21の特大陰線の仲値付近、時間足は三役好転を維持しており、各線は確りしている。
0時に長い陰線が入り、その後は回収されていく流れ。遅行線と実体の位置が微妙で、停滞すると考えるのが自然か。4,170ドル~4,220ドルが、一旦は中心値。
売買回転(MA平均足):買い回転とまでの判断は厳しい状態であるが、短期だとしても、弱き転換では無いと考える。
<東京タイム寄付前>
レンジ上限では、売りが入ると思われ、材料難で大きな動きは期待できず。下位足も状況は変わらず。
STEP
円建て

値位置(一目均衡表):日足は三役好転を維持しているが、時間足は雲が薄いこともあり、下抜けて、さらに弱い時間帯が続きそうな気配。
売買回転(MA平均足):買い回転とまでの判断は厳しい状態であるが、短期だとしても、弱き転換では無いと考える。
<東京タイム寄付前>
同意薄、あえて言うならば、ドル円次第か。
STEP
NEWS
3日の東京市場のドル円は 155円半ばでもみ合い。前日の海外市場で一時156円18銭まで進んだ円安の反動で、東京時間は調整が続き、155円50銭前後まで下押しする場面があった。背景には、米12月利下げ(織り込み9割弱)と日銀12月利上げ(織り込み8割超)がほぼ出尽くしたことがある。金融政策の“材料一服”により、方向感が出にくい相場となった。
一方で日本の長期金利は再び上昇し、10年債利回りは1.89%、30年債は3.425%へ上昇。日銀の利上げ観測が強まっているが、「追加利上げの見通しが乏しい」点が円買いの継続を抑えている。為替は「ドル買い材料も円買い材料も弱く、綱引き状態」との評価。
ドル建て金は4205~4227ドルで推移。前日のドル高による利食い売りの流れを引きずり、アジア時間後半から軟化。ユーロドル高や米金時間外の逆行安も重しとなった。今夜はADP雇用報告やISM非製造業指数などが控えており、米金利指標が金価格の変動要因として注目される。
円は対ドルでやや強含み、円建て金(円相場×ドル建て金)は方向感に乏しい地合いとなった。
<12/4 東京タイム寄付き前>
弱い米指標を受けてドル安が優勢となり、ドル円は一時155円割れを試した。
11月ADP雇用者数が 予想+1万人に対し−3.2万人 と大幅マイナス、ISM非製造業指数も新規受注が弱く、市場は 来週FOMCでの利下げ確率89% を織り込む展開。米金利低下観測によりドルの上値は重く、主要通貨に対するドル指数は10月末以来の安値98.82まで下落した。
一方、円は 日銀の12月利上げ観測 が浮上し、植田総裁発言も支援要因となって155円前半まで円高が進行。ただ、財政悪化への懸念や中期的な円売り要因は残り、円単独の本格反転力は限定的との指摘もある。
NY金はADP弱化を受けて買い戻しが入り 2月限が+11.7ドル反発(4273.3ドル高値)。米利下げ観測で実質金利低下期待が広がり、金は下値を支えられる展開。銀は利食い売りで戻りが鈍いが、金の基調はやや強め。