目次
パフォーマンス(2025/11月~2026/01月)

AI予測
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 前回の予測の評価 | 前回は「高値圏で上値は重く、大きく崩れにくいが方向感に乏しい」というシナリオで、レンジも21,300円前後の持ち合いイメージだった。実際の今日の引けは21,435円とやや上振れしたものの、“急騰ではなく高値圏レンジの上側にとどまる動き”であり、方向性としては概ね想定内だったと評価できる。 |
| トレンド | 60分足では円建てが 21,300円台前半の20MA(CSVの「円建て/MA20」)をやや上回る水準で推移しており、傾きは緩やかな右肩上がり。直近数本は20MAの上で小さく波打ちながら切り上がる形で、短期的には「弱くない上昇バイアスのある持ち合い」。日足は11/21安値からの上昇トレンドの高値圏で、21,650円近辺に明確な天井をつけた後の調整〜戻しの局面にある。 |
| 想定レンジ | ニュースが示すようにFOMC前で方向感は出にくく、明日の円建ては 21,320〜21,480円 を中心レンジと想定する。ドル円は155円近辺でもみ合いとなりやすく、急激な円高・円安のどちらも想定しにくい。ドル建て金は利下げ期待に支えられつつも戻り売りも出やすく、上は21,500円前後で重く、下は21,300円台前半で押し目買いが入りやすいイメージである。 |
| 下値の警戒 | 正式ロスカット水準は 20,983円 とかなり深く、通常の1日分のボラティリティでは到達しにくい。実務上の警戒ラインとしては、まず 21,300円割れ で短期上昇の勢い鈍化を確認し、21,250円を明確に割り込む動きが出た場合は高値圏調整が一段階深まるシナリオを意識したい。ドル円が154円台前半まで円高に振れ、かつドル建て金が4200ドルを割り込むような組み合わせになったときは、21,200円台前半までの突っ込みリスクも頭に置いておく必要がある。とはいえそれでもロスカット水準20,983円まで一気に走るのは、FOMCを伴うサプライズ級イベントに限られると見ている。 |
| コメント | 日足では依然として11/21安値からの上昇トレンドの延長線上にあるが、21,600円台に明確な天井をつけた後の「高値圏の持ち合い〜戻り売りゾーン」に入っている。ニュースどおりFOMCを控えてドル円は155円前後の膠着、金は利下げ期待で下値を支えられつつも戻り売りが出やすい状況で、明日もトレンドは出にくく、21,300〜21,400円台での値固めがメインシナリオ。上値を追いかけるよりは、「下がれば買い戻され、上がれば戻り売り」が交錯する一日になりやすいと見る。 |
| 明日の15:45想定終値 | 明日の引けは 21,320〜21,480円のレンジ、中心値を21,400円 と想定する。今日17:00の正式始値21,411円と比べると、ほぼ横ばい〜ごく小さな陰線/小陽線どちらもあり得る位置であり、方向性よりも「高値圏での時間調整」が続くイメージをメインに置きたい。 |
| 陽線になる確率 | 始値21,411円に対し、終値がこれを上回る“陽線”となる確率は おおよそ45%前後 と見る。日足・60分足とも上昇トレンドの延長線上にはあるものの、21,400〜21,500円帯の戻り売りがなお重く、ニュースが示すFOMC前の様子見ムードも加味すると、わずかに「小陰線優位」のバランスと判断している。 |
環境確認<原則、時間足中心>
STEP
USD/JPY

値位置(一目均衡表):日足は転換・基準線の仲値を小幅で往復から、基準線を下回る。雲の流れは悪いとは言えず、遅行線も実体に向き合うカタチ。時間足は雲を上抜けるも、レンジ上限で雲も薄く、強い感は受けない。
売買回転(MA平均足):日足は押し目形成、時間足は買い回転の中の押しと考えるのが辛い状況。よく見て、停滞か。
<東京タイム寄付前>、15分足中心
12/9 朝 記載
日足は強めの陽線となり、時間足は順調な上昇を見せている。しかし、目先の上限と思われる、156円で横ばいの時間が続くことから、更なる上昇は懐疑的。
STEP
ドル建て

値位置(一目均衡表):10/21の特大陰線の仲値付近、時間足のレンジは4,170ドル~4,220ドルと言うのは変わらず、基準線を上にして、転換線との仲値に位置する。引けにかけて上昇するも本格化とは言い難い。
売買回転(MA平均足):狭い範囲での推移により、トレンドの判断は厳しい。
<東京タイム寄付前>、15分足中心
12/9 朝 記載
欧州タイム以降、弱含みでスタートし、NYタイムで4,200ドルを明確に割り込み、4,170ドルからは少し反発している状態。一応は4,150ドルでサポートされるとは思われるが、強いとは言えない状況。
STEP
円建て

値位置(一目均衡表):日足は三役好転を維持しているが、時間足は雲が薄いこともあり、三役好転しそうだが、アップトレンドとは言い難い状況。週末の高値からの大陰線のインパクトが強く、簡単に上抜けるとは思えず。
売買回転(MA平均足):買い回転とまでの判断は厳しい状態であり、少なくとも短期では停滞すると思われる。やはり、21,500円を強く上抜ける展開が必要。
<東京タイム寄付前>、15分足中心
12/9 朝 記載
日足は何とか転換線に支えられ、時間足は各線が収束していている状態。
STEP
NEWS
ドル円は調整後に反発、FOMC控え方向感乏しい/金は利下げ期待が下支え
東京市場のドル円は、序盤に米FOMCを控えたポジション調整の円買いが入り、154.90円まで下落した。しかし下値は限られ、昼以降は徐々に買い戻しが優勢となり、155円20銭前後まで回復した。片山財務相の「過度な変動には適切対応」との警戒発言が一時ドル円の上値を抑えたものの、市場は総じて様子見ムードが強く、155円を挟んだもみ合いにとどまった。日銀利上げ観測は強まっているが、高市政権の積極財政方針が円売り要因として残り、「円高に振れにくい環境」が続いている点も特徴的である。
一方、金市場はドル建て現物価格が軟化する局面もあったが、米利下げ見通しを背景に押し目買いが入り、国内先物は総じて続伸した。FOMCでの0.25%利下げはほぼ織り込まれており、金融政策の緩和方向を意識した買いが下支えとなっている。円相場が155円台前半の円安方向で推移したことも、国内金価格の下支え要因となった。金は短期的な戻り売りに押される場面はあるものの、利下げ期待を背景とした強い基調が維持されている。
<東京タイム寄付前>、15分足中心
12/9 朝 記載
ドル円は東京時間に154円台まで下押ししたものの、NY時間に入ると買い戻しが優勢となり、一時156円手前まで上昇した。背景には、今週のFOMCを前にしたドル高志向に加え、青森県沖の地震と津波警報を受け、「日銀が利上げを先送りする可能性」への思惑が広がり円売りが出た面がある。ただし、市場は160円方向へ一気に戻すほどの強気でもなく、FOMCの結果とドット・プロット、パウエル議長会見を見極めたい「次の一手待ち」の色彩が濃い。
一方、NY金はFOMC直前ということもあり、これまでの利下げ期待を背景に積み上がっていた買いポジションの整理が優勢となり下落した。米長期金利の上昇とドルの底堅さが重しとなり、金先物は一時4200ドル接近まで軟化している。これまで「利下げ期待+安全資産」として買われてきた反動が出ており、イベント通過後の金利・ドルの方向性次第では、金もトレンドの再確認が必要な局面に入りつつある。