かなりの上昇であるが、日足では三役好転までに至らず、単純な換算値との異常性も確認できず。
転換線/平均線との乖離があり、多少の調整の可能性があるも、伸びしろが十分に見えてしまう。
順調すぎるのも、不安である。
※ページ内は原則、時間足での評価。
| ドル建て | 三役好転が間近で、伸びしろはまだあると思われる。 |
| USD/JPY | 長短ともに切り上げる、順調な推移。155円がレジスタンスになるかは微妙。 |
| ファンダメンタル | 日米金利差維持と日銀の慎重姿勢を背景に円安基調が続き、155円突破が焦点である。FRBの利下げ観測後退もドルを支えている。 金は米利下げ再期待と実質金利低下を追い風に上昇基調を維持し、4,000ドル台を下値に中期的上昇が見込まれる。 |
| 鞘 | アップトレンドでありながら、鞘は微妙に縮小している。前回の新値を付けて行く過程と比べて、かなり大人しい。 |
目次
システムトレード結果(11月~1月)※東京タイム終了後、精算時間
通常モード初日

各要因
STEP
ファンダメンタル、他情報
ドル円は13日朝、154円80銭前後で推移。前夜の海外市場で一時155円台を付けたが、オプション勢の防戦売りに押され調整。
・FRB当局者の発言を受け、12月利下げ観測が後退
・高市政権下で日銀が利上げを急がないとの見方
⇒日米金利差は当面維持されるとの思惑
政府機関閉鎖の終結見通しもリスク回避後退につながり、円キャリー取引が活発化。テクニカル的には155円が防衛ラインとされ、実弾介入観測も浮上。ダウは史上初の4万8000ドル台乗せでリスクオンの流れが強まり、円安圧力を支えている。今後は米経済指標の再開時期と内容が焦点で、雇用やCPIが弱ければドルの上値は抑えられる可能性。短期的には154円台半ばを下値、155円台を上値とするレンジ相場が意識される。
STEP
USD/JPY

値位置(一目均衡表):三役好転が継続し、順調なアップトレンドと見られるも、155円が新たなレジスタンスとなるかに着目。
回転(MA平均足):長短ともに上向きで、押しも長期線に絡む程度であり、順調と言える。
STEP
ドル建て金

値位置(一目均衡表):4,150ドルはすんなりと突破し、日足では基準線の上に乗る。時間足は三役好転で、さらに各線は強く見えるが、乖離も目立ってきている。
⇒次のレジスタンスは史上最高値?
回転(MA平均足):日足の回転は理想的な流れ、時間足も長短ともに上向きであるが、乖離があるために押しが入る方が自然であると考える。
STEP
円建て金

値位置(一目均衡表):日足は三役好転とはならないが、実体は基準線の上にのり、各線が上向き。時間足は三役好転としており、転換線からは大きく乖離しており、何らかの調整が必要と思われる。
回転(MA平均足):日足の回転は理想的な流れ、時間足も長短ともに上向きであるが、乖離があるために押しが入る方が自然であると考える。