着目されていたであろう、4,150ドルでは一旦の下落となるも、結果的には調度いい押し。
USD/JPYもレジスタンス突破・失敗を繰り返すも、致命的な下落には至らず、各指標での行き過ぎ感もなし。
果報は寝て待ってていいのか?

※ページ内は原則、時間足での評価。
| ドル建て | 154円超のレジスタンスは強く、押し返される展開だが、高値圏は維持。 |
| USD/JPY | 大きな買われ過ぎ感は解消された上での上昇、押し目も的確。 |
| ファンダメンタル | ドル円は材料出尽くすが、米金利高止まりや日銀の緩和継続により円高方向へ動く要因も乏しく、153~155円のレンジが続く見通し。 金はFRB利下げ観測とドル高一服を背景に買い優勢で、4100~4150ドル台で底堅く推移。リスク選好継続で為替は膠着、金は押し目買い基調が想定される。 |
| 鞘 | 上鞘気味ではあるが、明らかな異常値とまでは言えない。 |
目次
システムトレード結果(11月~1月)※東京タイム終了後、精算時間
倍プッシュ3日目

各要因
STEP
ファンダメンタル、他情報
ドル円はADPが発表した週次雇用統計で、米民間雇用者数が10月25日週までの4週間平均で1万1250人減少したことを受け、一時153円65銭まで下落した。しかし、米上院がつなぎ予算案を可決し、政府機関閉鎖が終結に向かうとの期待が高まる中、リスク選好の円売りが再び優勢となり、154円台を回復。米政府再開によるドル資金逼迫の解消見通しは上値を抑える要因だが、10年債利回り4.16%の高止まりがドルを支えている。目先は繰り返し抑えられている154円50銭前後の抵抗線突破が焦点で、抜ければ2月以来の155円台を試す展開もあり得る。下院での採決やトランプ大統領の署名を経て再開が正式に決まれば、発表延期中の米指標(雇用統計・CPIなど)再開への期待が高まり、相場のボラティリティ拡大も想定される。一方、金のドル建て現物相場はFRB利下げ観測の強まりとドル高一服を背景に買い優勢。
安値拾いの動きが活発で、アジア市場では4119ドル台から4148ドル台まで上昇。4100~4150ドルのレンジで底堅く推移している。
STEP
USD/JPY

値位置(一目均衡表):東京タイム/欧州タイム寄付き後にレンジ上限である、154.30円辺りを試すも失敗。しかし、完全にアップトレンドを崩すまでには至らず、雲の上部で推移。
回転(MA平均足):時間足は、NYタイムで押すも、再び上昇。短期線はイマイチだが、長期線は上向きであり、大崩れはないと考える。
STEP
ドル建て金

値位置(一目均衡表):目先のレンジ上限と思われた、4,150ドルはレジスタンスとして、機能し反落。各線は収束するも、雲の上で、トレンドが変わったと判断するまでの押しとはならず。
回転(MA平均足):4,150ドルからの下落は、長期線はわずかに割り込む程度の調度いい押しとなっている。
STEP
円建て金

値位置(一目均衡表):日足の遅行線は実体に添って上昇し、転換・基準線もゴールデンクロス間近であり、更なる上昇も十分にあり得る。さらには、RSIも異常値とは言えない。東京タイムでは押す場面があるも、転換線までとしており、雲の流れもよい。
⇒昨日と変わらず、順調。
回転(MA平均足):日足は長期線の下からの、時間足は長期線の上での回転としており、順調であると思われる。昨晩の下落は長期線を微妙に割り込み、復調するものであり、順調な買い回転と言える。