【金取引ブログ#002】最適なロスカット設定を探してなぜ、俺たちはドローダウンに沈んだのか? ―

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資産運用は、膨らむだけじゃない。  
ときには叩き落とされる。
本記事では、金ミニ取引で実際に起きたドローダウンを振り返り、
失敗の原因とこれからの改善策を、リアルに語ります。

目次

叫びたかった真実

前回の検証で、俺たちは知った。
「毎日、寄付きで買い、翌日の引けで売る」
それだけで、資産は確かに膨らんだ。
膨らんだはずだった──。

だけど現実は、そんなに甘くなかった。


金ミニ取引、そのリスク

今回俺たちが戦っていたのは、「金ミニ取引」だった。

  • 1枚あたり100グラム
  • 価格変動は、取引単位の100倍
  • 小さな値動きが、あっという間に資産を吹き飛ばす

そんな、甘い顔して、牙を隠した市場だった。

俺たちは、5枚(500グラム)持ち続けながら、日々この荒波に立ち向かっていた。


じゃあ、なぜミニ取引だったのか?

本来、金の先物取引には「標準取引」というものがある。
1枚あたり1キログラム、価格変動は取引単位の1000倍。

一瞬の値動きで、資産が数十万、数百万単位で揺れる世界だ。

確かに、標準取引を使えば、もっと資産の増減は激しくなったかもしれない。

だけど──
俺たちはまだ、自分たちのリスクを「選べる」段階にいたかった。

だから、リスクもリターンも標準取引の約10分の1である「金ミニ取引」を選んだ。

ミニだから甘いわけじゃない。
100gだって、本気を出せば牙を剥く。

だからこそ、真剣に向き合った。


ドローダウン、その瞬間

2022年8月2日。
寄付き価格は11,825円。
俺たちは、何も疑わず買いエントリーした。

だが、翌日。
市場は牙をむいた。

引け値は、11,110円。

たった一日で、5枚運用していた俺たちは、357,500円もの損失を抱えた。

資産曲線は、無惨に崩れた。
どれだけ足掻こうと、資産は止まらなかった。
気づけば、ピークから-1,262,500円も減っていた。

呼吸をするのも、苦しかった。


俺たちがハマった2つの落とし穴

あの絶望の中で、ようやくわかった。
俺たちを奈落へ突き落としたのは──

1.闇雲にエントリーを繰り返したこと

  • どんな天気でも
  • どんな地合いでも
  • 俺たちは、ただ機械のように「買い」を繰り返していた。

結果、上がるべきときには間に合わず、
下がるとわかっていた時でさえ、飛び込んでいた。

勝てるわけがなかった。

2.ロスカットを信じなかったこと

  • 負けたら、取り返せばいい。
  • 明日には、きっと上がるだろう。

そんな甘い夢を信じて、引き金(ロスカット)に指をかける勇気を失っていた。

そして、あの日のドローダウンが生まれた。


それでも、前に進むために

だから、今、ここに誓う。

  • エントリーは選ぶ。
    「今、ここ」で戦う価値があるか、魂に問う。
  • ロスカットは設定する。
    逃げるんじゃない。
    生き残るために、引き金を引く。

資産を守るってことは、夢を守るってことだ。

簡単じゃない。
でも、ここを越えなきゃ、
あの日描いた未来には、絶対に辿りつけない。


終わりじゃない。ここからだ。

俺たちは学んだ。
傷だらけで、何度も立ち上がって。

次に進む。
誰に何を言われても、資産を守りながら。

次回、
「エントリーを選別し、ロスカットを組み込んだ運用ルール」について──
本気で、作り上げる。

走り続ける。
あの日、俺たちが信じた未来へ。




次回の記事では、  
「エントリーを選別し、ロスカットを組み込んだ実戦ルール」について掘り下げます。

失敗を超えて、どう資産を守りながら増やしていくのか──
本気で知りたいなら、続きもぜひ読んでほしい。
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