目次
パフォーマンス(2025/11月~2026/01月)

AI予測
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 前回の予測評価 | 前回は「21,280〜21,380円(中心21,330円)」と想定し、実際の引けは21,286円。レンジ内かつ中心値のほぼ近辺で着地しており、「高値圏からのやや弱含み~小反落」という方向性・値幅とも概ね想定どおりだったと言える。 |
| トレンド | 日足では21,542→21,440→21,286円と高値圏から3日連続の陰線気味で、上昇トレンドのピークアウト後の調整局面。60分足では直近データ時点で円建ては20MAをやや下抜けしており、短期的には「上昇一服後の弱含み~持ち合い」。ドル円は155円前半で方向感に乏しく、ドル建て金もADP後の上昇から反落して4,200ドル割れを試す動きで、円建て金にはやや下押しバイアスがかかっている。 |
| 想定レンジ | 明日は 21,150〜21,350円 を中心レンジと想定。上値は21,300〜21,350円が重くなりやすく、大きく戻してもこのゾーンで押し返されやすい。下値は21,150〜21,200円に日中ベースの一旦の下げ止まり候補があり、材料が乏しい中ではこの範囲内での小動きがメインシナリオとなる。 |
| 下値の警戒 | ロスカットは 20,874円 とかなり下で、通常の値動きでは到達確率は低い水準。実務的には①21,150円割れで調整継続を再確認 ②21,100円台前半まで突っ込むと「一段安」への警戒を強める局面と見る。 ドル建て金が4170ドルを明確に割り込み、同時にドル円が155円割れ方向へ振れるような組み合わせになると、21,100円台までの下振れリスクが増大する。 |
| コメント | 日足・60分足ともに、強い上昇トレンドから「調整局面」に入っており、高値追いに優位性は乏しい。ニュースもドル円・ドル建て金ともに材料一服で綱引き状態とされており、円建て金も方向感に欠ける地合い。明日は大きなトレンド変化というより、21,100〜21,300円台中心のレンジで、下値の固さと上値の重さを確認する一日になりやすい。 |
| 明日の15:45 想定終値 | 21,180〜21,300円(中心値:21,240円) を想定。現値21,286円から見ると、やや下寄り〜横ばいで引けるイメージ。 |
| 陽線になる確率 | 始値想定21,300円に対して、陽線(終値>21,300円)となる確率は 約40〜45%(目安:42%)。日足調整が続いていること、ドル建て金が軟調なことから、小陰線〜同値近辺の引けになる可能性の方がやや高い。 |
環境確認<原則、時間足中心>
STEP
USD/JPY

値位置(一目均衡表):日足は転換・基準線の仲値を小幅で往復、時間足は欧州タイム以降、雲の下で推移となり、抑えられる展開。
売買回転(MA平均足):日足は押し目形成、時間足は買い回転の中の押しと考えるのが辛い状況。よく見て、停滞か。
<東京タイム寄付前>、15分足中心
さすがに155円割れは安すぎるのか、戻した様子。但し、その過程の中なので、現在の上昇は継続するとは思えず。(現時点の材料難では)
STEP
ドル建て

値位置(一目均衡表):10/21の特大陰線の仲値付近、時間足のレンジは4,170ドル~4,220ドルと言うのは変わらないが、薄い雲ながら、三役暗転。少なくとも強くはない。
売買回転(MA平均足):買い回転とまでの判断は厳しい状態であり、少なくとも短期では停滞すると思われる。
<東京タイム寄付前>、15分足中心
ほぼ、状況は変わらず。
STEP
円建て

値位置(一目均衡表):日足は三役好転を維持しているが、時間足は雲が薄いこともあり、下抜けて、さらに弱い時間帯が続きそうな気配。
売買回転(MA平均足):買い回転とまでの判断は厳しい状態であり、少なくとも短期では停滞すると思われる。
<東京タイム寄付前>、15分足中心
ほぼ、状況は変わらず。
STEP
NEWS
<東京タイム寄付前>
ドル円は、一時154.50円まで下落した後に155円付近へ戻したものの、依然として上値の重い展開が続いている。背景には、日銀の追加利上げ観測が急速に強まっている点がある。植田総裁の講演以降、市場では12月会合での利上げをほぼ織り込みつつあり、高市政権がこれを容認する姿勢を示したとの報道も円買いを促した。これにより、積み上がっていたドル円ロングの調整が断続的に発生し、戻り局面では売りが出やすい状況となっている。
一方、米新規失業保険申請件数は3年超ぶりの低水準となり、労働市場の急速な悪化懸念は後退したが、来週のFOMCでの利下げ観測を修正するほどの材料にはならず、ドル全体は軟調基調を維持している。結果として、ドル円は「円買い材料とドル売り材料が同時に作用する」環境下にあり、方向感よりも調整色が強い。
NY金は、米利下げ期待とドル安基調に支えられ続伸した。指標発表直後には利食い売りが出る場面も見られたが、下落局面では押し目買いが入りやすく、中心限月は高値を更新している。金市場では、安全資産需要と金融緩和期待が同時に作用しており、短期的な調整があっても上昇トレンドを維持しやすい地合いが続いている。