<12/23 東京タイム寄付き前>
ドル建ての行き過ぎ感はあるが、過去例をみれば、想定の範疇。さらに前回の更新時と比べて、換算値の異常さもない。大幅下落があるならば、USD/JPYによる一時的なモノか。
でれば、押しになる可能性が強いと考える。
目次
前日の振り返り
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前日雑感
先週末は10月末の大陰線の始点付近で終了、欧州タイムはギャップアップしてのスタート。ドル円/ドル建ての綱引きは無く、一方的な上昇を見せる。
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パフォーマンス、ロット(東京タイム終了後)
倍プッシュ3日目で未確定も順調に育つも、押しはやはり怖い。

環境確認(黄色部分は東京タイム寄付き前、他は終値以降)
週明けは陰線をつけることなく、一方的な上昇。換算値においても、前回の高値の様な異常値ではない。単に各線との乖離、RSIの行き過ぎ感があるのみ。

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ドル建て金
強気は継続も急伸により、行き過ぎ感を警戒

日足は史上最高値を更新して、RSIも75%、時間足は、80%を超えており、行き過ぎ感が高まりつつある。MA平均足について、日足はともかく、時間足はMAとの乖離がエグい。転換線の4,380ドル程度の押しが必要と思われる。
<12/23 東京タイム寄付き前>
欧州タイム以降、さらに上伸、各線との乖離及びRSIの行き過ぎ感は下位足でも感じるが、過去例を見れば、許容範囲ではある。
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USD/JPY
急伸により、行き過ぎ感が発生するも、押しのタイミングではない様子。
日足は、週末の急伸に対する押しは殆ど見られず。遅行線も実体を通過できる様に感じる。
時間足で見ても、高値圏での保ち合いとしている。
<12/23 東京タイム寄付き前>
日足は週末の大陽線の半値まで戻すも、現時点では下ひげであり、押しと判断できるか。時間足は雲の上で各線より下での推移。その雲は厚く、そのままの下落は考えづらいが、円建てへの買いバイアスまでは期待できない。

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NEWS
■ ドル円
ドル円は先週末の日銀会合後に進んだ円安の反動から、東京時間は調整色の強い動きとなった。157円後半まで上昇した水準では過熱感が意識され、午前中にかけて利益確定のドル売り・円買いが入り157円前半へ下押しした。ただ、円債利回りの上昇や追加利上げ観測の後退といった構図自体に変化はなく、157円割れを試すほどの勢いは見られない。クリスマス週で市場参加者が減少する中、方向感は乏しいものの、高値圏での持ち合いが続く局面といえる。
■ 金
金相場は米利下げ見通しを背景とした基調の強さを維持する中、地政学リスクを材料に一段と買いが入った。米国による石油タンカー拿捕やウクライナ情勢を巡る不透明感が安全資産需要を刺激し、ドル建て現物価格は史上最高値を更新。円安進行も追い風となり、国内先物は上場来高値を大きく切り上げた。ただし、急ピッチな上昇を受け短期的には利食い売りが出やすい水準でもあり、高値圏では新規材料の有無を慎重に見極める局面に入っている。
<12/23 東京タイム寄付き前>
■ ドル円
ドル円は材料難の中でも高値圏での推移が続いている。日銀会合後の追加利上げ観測後退を背景に円安が進み、157円台後半まで上昇したが、財務相による「過度な変動には断固たる措置」との発言を受け、NY市場では156円台へ押し戻された。実弾介入への警戒が上値を抑える一方、金利差や円キャリー取引の残存を背景に下値も限定的である。新たな材料が乏しい中、上昇バイアスは残るが、高値更新局面では売りが出やすく、神経質な展開が続くとみられる。
■ 金
金相場はドル安基調や地政学リスクを背景に強含みで推移している。米利下げ観測の残存に加え、米国による石油タンカー拿捕やロシア制裁の思惑が安全資産需要を支え、ドル建て・円建てともに史上最高値圏を更新した。ただ、短期的には上昇スピードの速さから利食い売りも出やすく、新値局面では伸び悩む場面も見られる。構造的な買い要因は根強いものの、材料出尽くし感が意識されやすく、高値圏では調整を挟みながらの推移が想定される。