20251216_JPX_GOLD

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前日の振り返り

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前日雑感
時間足の週末(NYタイム)利食い大陰線の上限は、予測通りに売られた様子。さらにUSD/JPYの下限である155円もあっさりと下抜けにより、ロスカット値に迫る。
雲の下抜け後に下落の勢いは止まったのかは判断できず。
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パフォーマンス、ロット
昨日は史上最高値に迫る上昇から、倍プッシュ指示となる。しかし、過去に数回の利食いが出た値位置でもあり、同じ展開が容易に予測できた。
本日は、通常モードに入り、様子見となる。

雲は下抜けとなり、下ひげが付くも、下降雲への捻じれが確認される。

環境確認(黄色部分は東京タイム寄付き前、他は終値以降)

ドル建ては明らかに弱い時間帯に入っており、USD/JPYも小幅ながらも、下へのバイアスがあると考えれる。
よって、陰線の可能性はかなり高い。
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ドル建て金
時間足レベルでは確実に下げトレンド、売り回転。4,250ドルをサポートされるか。
➡利食い陰線の範囲内であり、サポートラインまでの下落は想定しない。

日足では、2日連続で上髭となること、10月の特大陰線が発生した値位置であることから、売られる可能性は強いと思われた。

時間足でも、週末に4,350ドルから大きく売られており、ある意味では予測通り。現時点では雲の下抜け間近であり、三役暗転が見えている。MA平均足も長期線はともかく、短期線は下向いており、実体も下降。

<12/17 東京タイム寄付き前>
日足は先週末からの実体の範囲であり、同じく髭部分に到達できない状態。週末の利食い陰線が作ったレンジ内での推移で動意薄との評価をせざるを得ない。MA平均足からも、方向感を判断できない。
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USD/JPY
売りのバイアスがかかると思われる。目先は154.50円でのサポート。
➡何とかサポートされているが、各指標は下降トレンドであり、維持が難しく感じられる。売り合バイアスは変わらない。

当面のレンジであった、155円~156円は下に拡大したとみられ、時間足では戻しつつあるが、売り回転の範疇であると思われる。

<12/17 東京タイム寄付き前>
日足は雲の上であるが、遅行線は実体を下抜く様相であり、他の線も強くはない。時間足は明らかな下降トレンドであり、145.50円で何とか、サポートされている状態。
MA平均足も同じ状態。
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NEWS

ドル円(USD/JPY)

16日の東京外国為替市場では、株安を背景としたリスク回避の動きと、今晩の米雇用統計を控えた警戒感から、ドル安・円高が優勢となった。

円高の背景には、週後半に控える日銀金融政策決定会合での利上げ見通しがある。市場では追加利上げがほぼ織り込まれつつあり、昨日から円買いが継続している。東京市場では大きな新規材料は見られなかったものの、イベント前の持ち高調整が円買いを誘発した。

また、株式市場が軟調に推移したことで、クロス円全般に売りが波及した。ユーロ円は182円台前半から181円後半へ下落し、ポンド円も207円台から206円後半へ水準を切り下げた。円は対ドル以外でも底堅さを示した。

一方で、値幅は限定的であり、一方向に動く展開には慎重姿勢も強い。今晩発表される米雇用統計を前に、積極的な売買は手控えられており、ドル円は154円後半から155円近辺でのもみ合いとなっている。市場では、雇用統計の結果次第でドルの方向性が定まるとの見方が多い。

金(ゴールド)

金相場は、米雇用統計を控えた手じまい売りが優勢となり、軟調に推移した。ドル建て現物相場は、前日のドル安を支援材料に一時押し目を買われる場面も見られたが、高値圏での利食い売りが上値を抑えた。

背景には、FRBが利下げを一時停止するとの見方がある。金融緩和期待がやや後退する中で、短期筋を中心にポジション調整が進んだ。アジア時間後半には手じまい売りが強まり、4300ドル台から4270ドル台まで下落する場面が見られた。

今晩の米雇用統計は、金相場にとっても重要な材料となる。労働市場の減速が示されれば、FRBの利下げ観測が再び意識され、金の支援要因となる可能性がある。一方で、インフレ高止まりへの警戒が強まる場合には、戻り局面での利食い売りが出やすいとみられている。

市場では、米雇用統計とその後に控える米消費者物価指数を見極めたいとの慎重姿勢が強く、当面は方向感の出にくい展開が続くとの見方が優勢である。

<12/17 東京タイム寄付き前>
ドル円

米雇用統計では11月の非農業部門雇用者数が6.4万人増と予想を上回った一方、失業率は4.6%へ上昇し、労働市場の冷え込みも示された。追加利下げを強く裏付ける内容ではないが、ドルを積極的に買い戻す材料にも乏しく、発表後の反応は一進一退にとどまった。155円割れでは買いオーダーが観測され、下値は支えられているが、日銀会合を控え円は底堅く、ドル円は上値の重い状態が続いている。



NY金先物は利食い売りが優勢となり反落した。FRBの利下げ一時停止見通しを背景に、時間外取引から手じまい売りが入り、欧州時間にかけて下げ幅を拡大した。一方、米失業率の上昇やPMI速報値の低下を受け、日中には押し目を買われる場面も見られた。ただ、米小売売上高が底堅さを示すと再び利食いが出て上げ一服となった。景気減速懸念は支援材料となるが、高値圏では調整圧力がかかりやすい地合いである。
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