2025/06/10 揺れるトレンド、俺はまだ仕掛けない

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昨日、円建て金は15,540円で寄り付き、売りで仕掛けたその手は確かだった。午前に利が乗り、午後に揺れるも、建値でのトレイリングストップで心はぶれず、冷静にポジションを守った。

夜を越え、今朝の相場は方向感を欠き、見送りが最適と悟る。思い通りに動かぬ世界でも、自分のルールを信じること。それがこの不確かな相場と向き合う、俺たちの唯一の誠実さだった。次の一手は、まだ夜明け前。

<15:45までの想定>
午前(8:45〜12:00)は、寄付き直後に小幅な下押しが入りつつも、15,500円を挟んでの保ち合いが継続。買い戻しと戻り売りが交錯し、方向感は限定的。

午後(12:00〜15:45)は、欧州勢の動向やドル建て金の小反発・下落に連動しやすくなる時間帯。突発的に15,480円~15,560円のどちらかをブレイクすれば短期トレンド発生も想定される。
ただし、米CPI・FOMCを控えた警戒感から全体的には様子見ムードが強く、積極的な仕掛けには慎重さが求められる展開。
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前回までの収支(今月分)

確定:+880円
未確定:▲1,088,000
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2025/6/9 17:00~ 振り返り

6月9日8:45、円建て金が15,540円で寄り付いたタイミングで売りエントリー。

午前中は想定通りに下落し、15,475円まで到達。その後は15,500円前後で保ち合い、欧州時間にかけて一時15,540円を上抜けたが、17時時点でロスカットを建値へ引き下げてポジション維持を選択。

感情に左右されず、1日2回のルールに従ったマネジメントが功を奏し、損失を抑えつつ再下落への備えを確保できた理想的な対応といえる。
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2025/6/10 8:45~ 売買判断

項目内容
エントリー見送り(ノートレード)
理由不透明感と値動きのねじれ
次回見直し6月10日17:00以降の動向を再評価
  • 円建て金:日足では転換線・基準線を上回り基調は改善傾向だが、時間足では保ち合い気味。大きな方向性に欠け、押し目買いにも戻り売りにも明確な優位性がない。
  • ドル建て金:3300ドル台で小幅な戻しを見せるも、まだ基準線を明確に超えられておらず、戻りは限定的
  • ドル円:144円台前半で落ち着きつつあり、円建て金にとって中立的な圧力
  • 平均足(時間足)では陽転と陰転が交錯し、短期トレンドが不明瞭
現状は方向感に欠け、トレンドが噛み合っていない状態。
一方的に仕掛けるにはリスクが高く、優位性のある局面を待つべき。
本日は見送りが最も合理的な判断と考える。
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注目ニュース、発言予定

今週の金相場は、米国の重要経済指標とFOMCの行方に大きく左右される展開が予想される。

特に、6月11日の米CPI、12日のPPI、13日未明のFOMC声明とパウエル議長の会見は、金利見通しやドルの方向性を左右し、金価格に直結する要因となる。

また、シティグループが短期的な金価格見通しを3,150ドルに引き下げたことは、下値リスクを示唆する。
さらに、日銀総裁のタカ派的発言や日本のGDP改定値上方修正が円高要因となり、円建て金にも影響を与える。一方で、中国人民銀行の7カ月連続の金購入や地政学的リスクは下支え要因となる。
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