FOMCの利下げペースの緩和による、ドル高・ゴールドの下落により、年内の大幅上昇は絶望的か。
ゴールドの弱含みを回収するほどの、ドル高までは想像できず。
長期/L:13,265円×3
短期/S:13,125円×3
<12月度>
未確定/▲420,000円
確定/+387,000円
目次
JPX_円建て金
STEP
週足
13,500円~12,600円のレンジとみる。【12/15】
STEP
日足
転換線も、実体は下抜く気配。12,800円を割れば、H4での三役暗転を形成する。【12/19】
緩やかに上限を切り下げている様に見えるが、下値は厚い雲により、支えられると言うか、急落までには至らない様に思える。【12/15】
環境認識
STEP
ドル建て_金
上値は重く、急伸は望めない。2,700~2,720ドルは強く意識されている様子。
ここを突き抜ける展開が必要。
H1は完全にダウントレンドを形成しており、H4も各線が弱く、雲の下抜けを試す展開。
週足
レンジとしては、2,800ドル(最高値)~2,540ドル(基準線)と思われるが、基準・転換線の中間で長い上髭となっているため、急伸を望むのは厳しい状況。【12/15】
日足
遂に、実体は雲を下抜け。各線も下向きではあるが、デッドクロスには至らず。H4も、当然下抜け。【12/19】
11月中旬からの大幅下落から、再びアップトレンドに向かうかの様に見えたが、結局は雲の下抜けが近い状況。2,630ドルを警戒。H4では、雲の下抜けになりそうなところで、陽線を引き反発。上昇雲なだけに下は固い気がするが、H1はダウントレンドが終わっているとは判断し難い。【12/18】
H4では、薄い雲でありながら、転換線も下向きである。少なくとも強くはない。【12/16】
安値が切り上がっている様にも見えるが、短期的なダブルトップを形成しつつある様にも感じる。
>上昇トレンド中価格が2回高値を達成しても突破できず、反落する反転パターン
但し、押し目と言うか下落途中であり、判断が難しい。【12/15】
STEP
USD/JPY
各線の配置は異なるが、上値が重いのはドル建てと同じく。目先高値の157円付近を上抜くエネルギーがある様には見えない。
時間足は強い状態を維持しているが、H4では転換線と乖離する急伸に見え、戻りに注意は必要である。
週足
先々週の大陰線をほぼ、回収する動き。基準・転換線はゴールデンクロスしており、遅行線が横移動できるのか。【12/18】
日足
日足は依然として、強い。但し、急伸であるため、H1レベルでの押しは警戒したい。【12/19】
6連続陽線の後の陰線ではあるが、雲には支えられての下ひげ。H4では12/9から、雲を上抜けて、三役好転を継続していたが、昨晩から基準・転換線の中間値までの押しが発生。153.14~153.92のどちらに向くかに着目。【12/18】
雲に支えられて、5日連続の陽線であり、遅行線は実体を抜ける様に見えるが、基準・転換線のゴールデンクロスまでは見えない。大局では下降途中の戻りと言う見方もできるが、雲は厚く、大幅下落は考えづらい。【12/17】
H4では、転換線に支えられての上昇としている。【12/15】
STEP
重要指標
12/16(月)
(23:45)PMI(購買担当者景気指数・速報値)
12/17(火)
(22:30)小売売上高 11月
12/18(水)
(28:00)FRB政策金利(FOMC)
今後の利下げペースが鈍化する可能性が示唆
・金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げ、4.25─4.50%とした。
・2025年の利下げ回数が2回と想定され、9月の前回見通しの4回から半減。
12/19(木)
(22:30)フィラデルフィア連銀景況指数
(00:00)中古住宅販売件数
12/20(金)
(22:30)PCEデフレータ
STEP
ニュース
今週の為替市場は円安・ドル高が進行中。日銀の利上げ見送り観測や世界的な緩和圧力が背景。ECBは利下げを発表し、英中銀は金利据え置き予想が優勢。人民元安やスイス中銀の利下げもドル高を後押し。各国の経済指標や中央銀行総裁の発言が注目される。【12/15】
ゴールド相場の要点まとめ
- FOMC会合と利下げの見通し
- 12月17~18日のFOMC会合で0.25%の利下げが予想され、FF金利は4.25~4.50%に。来年は利下げペースが鈍化し、3回程度にとどまる見込み。
- ゴールド価格への影響
- 利下げ発表は既に織り込まれており、初動は下落の可能性。その後の値動きは指標データや発表内容次第で変動。
- 注目のサポートライン
- 「最終防衛ゾーン」とされる$2,625~$2,580付近を下抜けると、さらなる下落の可能性。反発すれば上昇継続が期待される。
- 短期的なトレード戦略
- 最終防衛ゾーン上ではロングポジションが優勢。慎重に動きながら市場環境に応じて柔軟に対応することが重要。
FOMCや経済指標が年末の相場を左右し、特にゴールドは重要な局面を迎えています。「最終防衛ゾーン」の攻防が今後の方向性を決める鍵となります。